人の心が繊細にできているのは,他の心の痛みを知るためなのだ
「優しいから苦しんでしまう」だからそういうことから逃げて無関心になってしまう
人は一人では生きていけないのだから,そういう簡単な方に逃げてはいけないのだ.
まず人に会ったらちゃんと挨拶しなければならない.
今,そういう「礼」の部分が壊れているような気がしてならないのだ.
目を閉じて日本人の心を想い出す時,ともにゆずりあいわかちあい思いやることが日常の美徳であったような気がする。「躾(しつけ)」という生活上の倫理は一体どこで崩壊してしまったのだろうか.
戦争で悔しい思いをしてきた世代が辛抱と努力で築き上げてきた今日の繁栄が,はき違えた形で教えられてきた個人主義によって食い潰されている.自分に優しく他人に厳しいといった道徳がどこの世界にあろうか.
決して諂いとなってはいけないが,礼を重んじ相手の心を慮る人格態度を身につけるということは最低限のことなのだ.